このサイト(杏の種)について
まず『杏の種』からここを見て下さっている方以外の方に。
そして、初めて『杏の種』を見て下さっている方に。
『杏の種』(http://members.at.infoseek.co.jp/an_murakami/)は私、村上杏が5年以上前?に立ち上げたサイトです。
そのきっかけとなったのが、今は工事中になっている『ももの日記』というウェブ日記を書いていたことです。
すっかり主流(それ以上)となったブログの普及によって、ウェブ日記は影をひそめ、多分、『ももの日記』を運営し
ていたサイトはウェブ日記のサービスを停止したのだと思います。
『ももの日記』は当時大学生だった私の日常の記録でした。
うつ病で、そして歌舞伎町の「住人」であった私と、「彼」の恋愛、それが主な内容でした。
今読み替えしてみると、あのころのような文章はもう書けない、と思う。
それに、あの頃の研ぎすまされた感性も、多分。
ここを再開しようと思った最大の理由は、今の私には何が書けるのか、ということ。
それは書いてみないと分からない。
あの頃にように、何のフィルターもかけず、ありのままの自分を、ありのままの日常のなかで書く。
それができるだろうか?
今からでも遅くはないだろうか?
まだ私の感性は少しは生き残っているだろうか?
***
私的な文章になってきてしましました。
まあ、それが目指すところでもあるのですけれど。
ここからはHP『杏の種』のコンテンツについて、主なものを少し説明します。
「杏のはてなダイアリー」(ここ、です。)
これは、まだ位置付けがはっきりしないまま、ブランクに入ってしまったものですが、今のところ、ここは「書き物」をする
場所、というよりはサイト全体のインフォメーション的なもの、掲示板に近い感覚で文章を書くところ、ということになって
おります。
「ももの日記」
前述の通り、このサイトの、村上杏の原点となるウェブ日記でした。
ほぼ全部をコピーして保存してありますので、少しずつ復旧作業をしていく予定です。
「杏のコトバ」
「ももの日記」が私のなかで一応の完結をした後、その続編として始めたものですが、書いているうちに「日記」というより
も「詩」のようになってきてしまいました。
当時「ももの日記」を詩集として出版する話があったこともあり、その影響を受け少し作為的な文章となってしまっています。
今後、詩的文章として展開するのか、「日記」として当初の「ももの日記」続編という位置付けで書いていくのか、思案中で
す。「杏のコトバ」については「杏のコトバについて」
http://members.at.infoseek.co.jp/an_murakami/kotoba.html も参照ください。
「murakami anne - west coast journal」
こちらもサイトのサービス停止により消えてしましました。
大学生の私がひとりでアメリカ西海岸を旅したときのジャーナルです。
こちらもコピーが残っておりますので、追々復旧していく予定です。
「村上杏の思想」
哲学的、社会学的な書き物のページです。
『エクリチュールと自己-女による読みと書き-』 は大学の卒業論文で約4年前に書いたものを掲載途中です。
(最終更新から約2年も経っており、読んでくださっていた方にはたいへん申し訳ないです。)
主な内容を紹介させていただきました。
興味を持ってくださった方は、(工事中のものが多いですが...)訪れてみてください。
こことは別にHP内にBBSを設置いたしましたので、感想などはよろしければそちらにお願いいたします。
それでは、これまでの経緯を知っている方は想像がつくかと思いますが...ゆーっくりの更新となるかと思いま
すので、長い目で見て、つきあってやってください。
帰ってきました。
ロサンゼルスから帰ってきて、もう数日経ちます。
旅のことや何かについてはそのうち多分他で書きます。
ここに立ち寄ってくれている人がいるということ、とてもうれしく思います。
なかなか返事ができないときもあるかもしれないけれど、メッセージはいつも大歓迎です。
**
ついに大好きなアーティスト『ACO』が約3年降りにミニアルバムを発売したとのこと。
彼女のHPは昨年6月の日記以降更新されてなかったし、CMソング以外では多分全く露出がなく、日記によると海外に拠点を移したようで。
今日チェックしてみたら、ニュースが今日付けでUPされていて。
早速買いにいこう。
しかし、あのHP、かわいいし、音楽もすてきだけど、なかなか不親切?なつくりで、少しうろうろしないと見逃してしまう。
再開?
ずっと長い間、ほったらかしでした。
ここは、なんというか、「ももの日記」みたいなのではなくて、いわゆる普通の日記みたいに位置付けていたから。
そして「杏のコトバ」では「詩」という形態にとらわれ過ぎていて、「ももの日記」のようには書けなくて。
でもそうやって、こだわって書いていくことにも意味はあると思うから、「杏のコトバ」はあんな感じで続けていきたいから。
そしたら、いわゆる感情の吐露を形式にこだわらずに書けるスペースがなくて、だから何も書けなかった。
「ももの日記」は私のなかでは完結しているから、その続きには書けないし、と考えたら、ここがあった。
そんなわけで今までとは性格のちがったスペースに、「ももの日記」のような書き物をここで始めます。
前置きここまで
どろどろとしたものが自分のなかにあって、それが怒り、いらだちに転化されている。
以前の私は、幸か不幸か、感情をためてためて、とにかく内にためて、外へ発散できるものへは転化できなくて、抱え込んで、うずくまって、毛布にくるまって固まっていることしかできなかった。
「キレる」ということができなかったのだ。
泣くことが唯一外に発散させる手段だった。
でも、今心の中にうずまいている、怒りやいらだちは外への転化と捉えていいのだろうか。
**
「恨めばいいんだよ。」
と彼は言った。
私が今みたいになってしまったのは、彼に出会ったからで、あんな凄まじい生活を強いられたからで。
何もかも誰かのせいにしたくなるときは、彼のことを恨みたくなる、と言ったから。
確かに彼に出会わなければ、もっと違った道をたどったかもしれないけど、結局は今の私になることは避けて通れなかったと思う。
そのとき側にいたのが彼で、私が何もかもを彼に依存してしまったから。
それが彼でなくても、きっと同じことだった。
それでも彼のことを本当には恨めないのは、あの頃の彼もそうすることしかできなかったんだ、ということを納得できるから。
そして、今、彼は私と全く同じような苦しみのなかにいるから。
不思議だった。
あの頃は一方的に、「私のことを分かって、分かって」そう繰り替えすだけで、彼のことを(本当には)分かろうとしていなかったし、どう考えても分からなかった。
でも、今の私には今の彼が分かる(多分、少なくとも一部ははっきりと)。
言葉が通じる。
閉鎖された世界で2年近く暮らしていて、久しぶりに同じ言葉を話す人と会話ができたと思った。
あの頃の二人はまだ、今思えば未熟で、彼は精一杯背伸びをしていた。
彼はとてもうまいこと背伸びをやってのけていたから、誰も−私も、彼が背伸びをしているなんて思っていなかった、それがそのままの彼なんだと。
自分で造ってしまった大きすぎる影に追い付くために、彼は必死で、そんな日々を送っていたんだと思う。
結局彼は造り出した自分を壊してしまった。
自分よりとても「上」に見えた彼の言葉、「上」からの彼の言葉、それはときには私には必要なものだったけれど、そのことに−彼のほうが「上」だということで、だめになったものが私のなかにたくさんあったと思う。
今は同じ目線で話ができる。
彼の言葉が、今の彼が、分かる。
月日と距離の問題でもあると思う。
彼の側を離れたから、見えるようになったんだと思う。
書きたい、書きたい
今、そんな欲望に駆られて、キーボードをうっている。
なんでもいい。
発したい、発したい。
今の私は自分勝手だ。
自分の欲望によってのみ、生きている。
ううん、それはきっと、今までも。
きっと、ううん、確実に多くの人を傷つけて。
ここに、こんなことを記すことでさえ。
一度書いたものは、しばらく経ってからでないと、冷静に読めない。
だから、詩集には、今はほとんど手をつけていない。
おかしの生地をねかせる時間。
はやく、世間に、−たとえその片隅にでも− 出たいと思い、焦っていた。
その焦りを捨てた。
「本」を出せるかもしれないなんて、そんな機会、一生にあるか、ないか。
だから、それを大切にすることにした。
納得のいくまで時間をかけて。
納得のいくかたちで。
一生に一度のこと、それくらいの大切さを自分に言い聞かせる。
・・・
タイトル通り「・・・」なゴールデンウィーク。。
唯一のお出かけは、延期になっていたスガシカオのライブに行ってきたこと。
スガちゃん、大好きです☆
あの声といい、歌詞といい、もちろん歌も。
そして、ライブパフォーマンスも最高。
今、日本の男性アーティストで唯一聴いているひとです。
さてさて、コチラもブログものぞいてはいたのですが、怠惰の波に飲まれ、更新をする気になれず。
最終段階に入った処女作(詩集)の校正も手つかず。。
今日早起きをしたので、今からとりかかろうかな、と。
休みあけには、担当者の方との打ち合わせに行かなければ。
とはいえ、処女作の出版は早くても来年1月頃。
しかも、まだ、出版自体、本決まりではない状態。
さあ、がんばろう。
ところで、はてなダイアリーの検索(例えば「エクリチュール」とか)でココを見てくれてる方には、この日記、はてな?ですよね。
プロフィールに元サイトのURLを載っけましたが、一応ここにも。
サイト名『杏の種』
http://members.at.infoseek.co.jp/an_murakami/
よろしくおねがいします。